健康寿命を延ばすために整体でできること!

- update更新日 : 2025年04月06日
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医学の進歩に伴い、日本人の平均寿命は年々更新されています。
令和4年のデータでは、その値は男性81.05歳で女性は87.09歳です。
しかしながら、重要なのは、平均寿命ではなく、健康寿命がいかに確保できているかということです。
WHO憲章では健康寿命を 健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のように定義しています。

令和4年の健康寿命は、男性72.57歳で女性は75.45歳で、それぞれ平均寿命とは8.48年と11.64年の差があります。

健康寿命と平均寿命との差はなぜ生まれてしまうのでしょうか。

運動能力低下が原因

年齢を重ねるにつれて筋肉量が減少し、筋力が弱まる現象をサルコペニアといいます。


筋力の低下は、健康寿命に関係している健康と生活の質に深刻な影響を及ぼします。
また、サルコペニアは、何もせずにいるとフレイルという身体の虚弱状態につながります。
そして、さらにこのフレイルを放置しておくと、要支援及び要介護状態へと移行してしまうのです。

サルコペニア ➡ フレイル ➡ 要支援・要介護

残念ながら、要支援・要介護状態というのは健康寿命が短くなっていきていることを示してしまいます。

健康寿命を延ばすため、サルコペニア、そしてフレイルに対抗する方法はあるのでしょうか?

サルコペニアとは

誰しも年齢を重ねるにつれて筋肉量が減少し、筋力は弱まります。
そして、サルコペニアによる筋力低下は、日常生活の質が低下してしまうのはもちろん、歩行による転倒にもつながります。
その転倒により大腿骨が骨折してしまうと寝たきりの状態となり、そのため、認知症、骨粗しょう症や心不全という疾患にもつながっていきます。

フレイルとは


サルコペニアは、何もしなければ、日常生活の質の低下や寝たきりなどのリスクを高めるだけでなく、フレイルという虚弱な身体状況に陥ってしまいます。

フレイルになると、筋肉量や身体機能の低下だけでなく、疲労感や倦怠感などを常に感じるようになってしまいます。フレイルは、要支援の直前の状態とも言えます。

サルコペニアとフレイルの予防には

サルコペニアとフレイルの予防には、以下の3つのポイントがあります。

1. バランスの良い食事を摂る


身体の中で筋肉の素となるのはたんぱく質です。高齢になると、肉や魚などの動物性たんぱく質を摂取することが少なくなってきます。たんぱく質がなければ筋肉が作られません。
それに加えて、栄養バランスの摂れた食事を心がけることが必要です。
食事をすること自体が、健康に直結しているのです。

2. 適度な運動をする


高齢になると、身体を動かす習慣が減少してきます。何もせずにいても筋肉の量が減ってしまうのに、運動する機会がなければ更に筋肉量が減少してしまいます。
その対抗策としては、筋肉に負荷をかけて行う運動が効果的です。
安全にできる簡単なものでは、腕立て伏せやスクワットなどがあります。

また、歩くだけでも様々な筋肉を使います。室内でテレビばかり見てじっとしているのではなく、まずは立って歩くことです。

急激な運動は、身体を壊してしまうことにつながります。
普段運動習慣のない人は、まずは、自分の体力に合わせて無理のない範囲で行うことが必要です。

3. 社会的な活動をする


食事、運動に続いて、精神的な部分もサルコペニア、フレイル対策には重要です。

自分の趣味に関する活動や、家族や友人そして地域との交流をすることで、精神的な安定感を維持することが可能です。
特に、普段会話をしない人と話をするだけで、精神的に刺激になり、認知機能の低下を防ぐ効果も期待できます。

整体でできること!


ここまでは、自分自身で対応すべきことでした。
ある程度のことは、当然自分でやっていくべきですが、長年運動習慣のない状態で、身体が硬くなってい方は、自身で対応していくことには限界があります。

日野市にある腰痛専門YT整体院では、腰痛に特化した施術を行っています。
この中には、硬くなってしまった筋肉や関節を緩めていく施術も含まれています。

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