気圧変動が原因のツラサについて!
天気が悪いと発症してくる、痛みを始めとした原因不明の様々な不快な症状。
気象病とも呼ばれる、気象の変化によるツラサはどのようにして出てくるのでしょうか。
気圧が下がると痛みが出る!
この中でも、身体の症状に最も影響を及ぼすものが気圧の変化です。
この変化に、対応できなくなった自律神経の機能異常が、様々なツラサの原因です。
我々の身体の中には、自律神経というものが備わっています。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、これらが交互に機能することで自動的に体内の安定した状態を保たせるという働きがあります。
交感神経は、血管を収縮させ、心拍数を上げて身体を興奮させようとします。
副交感神経は、血管を拡張させ、心拍数を落とし、身体をリラックスさせるという働きがあります。
この二つの神経が、互いにうまくバランスを保ちながら、我々人間の身体をコントロールしてくれています。
身体の中に、気象変化発生時の気圧の変化を感じる器官(センサー)が耳の奥の内耳というところにあります。
このセンサーが、自身の自律神経が乱れにより、誤った解釈情報を脳へ送ってしまいます。
このため、脳が混乱し、気圧の低下により膨張した筋肉へ過剰な収縮命令を出し、筋肉痛を発症させます。
また、この筋肉の過剰な収縮が、近隣の血管の痙攣させ、神経痛を引き起こします。
通常大人の体内の水分量は、約60%あるといわれています。
ゴム風船の中の60%が水だと考えてみてください。
天候が悪くなるタイミングで、気圧が低下していきます。
気圧が下がると、60%の水が入ったゴム風船は、自然に膨らみます。
人間でいうと、体表の面積が広くなったのと同じ状況です。
このままでは、体温も下がるし、血圧も低下してしまいます。
これを、自動的にコントロールして、体温・血圧を一定に保っているのが自律神経の働きなのです。
気圧の変化により、交感神経が優位になることにより、痛みを感じる神経が興奮する状態が続くようにもなります。
この神経の興奮による痛みは、関節痛、特に、変形性膝関節症や関節リュウマチのような膝痛の方に顕著に表れます。
気圧が低下するタイミングで、高湿度や気温の低下が重なると、さらに症状が悪化しやすいという傾向があります。
中でも、一日の温度差が10度以上や、気圧の変化が10ヘクトパスカル以上あるような大きな気象変動がある場合には、症状が特に強く出てきます。
対策はあるの?
除湿機能に加え、温度変化がないようにコントロールしていきますが、冷気が痛みの出やすい関節に当たらないようにすることが大切です。
気象病に類似した突然やってくる痛みには、高層エレベータ使用時や飛行機の利用時における、短時間の気圧変化もあります。
これらには、いつもの気象病とは違うものだという自分の認識で、あまり気にしないということも、対応の一つです。
それでも何とかしたい!
日野市にあるYT整体院では、自律神経に対する施術も行っております。
自律神経が乱れた状態で長い期間過ごしていると、身体全体が歪んだ状態になっています。
まずは、この歪んだ身体の状態を元に戻し、そして、乱れた自律神経を整えてきます。
どこに行っても改善されない症状をお持ちのあなた!
その原因は、自律神経の乱れではありませんか?
一度、ご相談ください。
ご連絡、お待ちしております。